革靴のスリッポン|おすすめやメンズコーデを紹介

スリッポンと聞くと、サンダルのような靴や、カジュアルなスニーカー、自宅で履くスリッパのようなものをイメージする方も多いはずです。

ですが、実はスリッポンも革靴を起源としている紳士靴。

スリッポンの革靴は、カジュアルからスーツスタイルまで、大人の着こなしをするのにピッタリなんです。

この記事では、

  • スリッポンの特徴
  • ビジネスでも履けるスリッポン
  • スリッポンを使ったスーツ&カジュアルのコーデ

について紹介していきます。

スリッポンの魅力を知り、自分の好きな革靴選びの参考にしてみてくださいね。

スリッポンとは

スリッポンとは、スリップオン(slip-on)を略称した名前で、名前の通り「足を滑り込ませて履く」ことができる靴のことです。

スリッポンは靴の形状を表す言葉なので、ローファーやサンダル、スニーカーなど、紐や留め具がなく、足をスルッと入れるだけで脱ぎ履きができる靴を総称してスリッポンと呼びます。

着脱が楽というメリットがありますが、サイズを調整する機能がないため、靴の甲やかかとの形状で足に合わせる必要があります。

そのため「サイズ選びが難しい」というデメリットも持ち合わせています。

ビジネスでも履ける革靴のスリッポンは?

基本的には、革靴は紐を締めてしっかり履くことがフォーマルとされていますが、シンプルでドレッシーな革靴のスリッポンなら、スーツスタイルに合わせやすく、ビジネスシーンでも履くことが可能です。

ここからは、ビジネスにも合わせやすいスリッポンの革靴を紹介していきます。

コインローファー

ローファー(引用:REGAL)

コインローファーとは、甲に縫い付けられているベルトに切れ込みが入ったデザインのローファーです。

学生の靴としてイメージがありますが、日本やアメリカではビジネスシーンでもよく履かれています。

細身でスタイリッシュなものを選ぶと、大人の雰囲気があり、スーツにも合わせやすいですよ。

タッセルローファー

(引用:REGAL

タッセルローファーとは、甲にタッセルと呼ばれる房飾りがついたローファーです。

アメリカでは、学生時代にコインローファーを履いていた人々が「ビジネスでも履けるローファー」として愛用し、人気を博しました。

また、弁護士やエリートビジネスマンの愛用者も多く、大人のローファーとして定着しています。

コブラヴァンプ

(引用:REGAL

コブラヴァンプは、甲に装飾がなく、モカ縫いがあしらわれたローファーです。

つま先から甲にかけて、やや上向きに上がっている見た目が蛇の頭に似ていることから、コブラヴァンプと名付けられました。

装飾がないシンプルな見た目でありながら、どこか無骨でワイルドな雰囲気があるのが特徴です。

シンプルなのでスーツに合わせやすいですが、キレイにまとまりすぎず、存在感をしっかり出してくれます。

オペラシューズ

(引用:CARMINA

オペラシューズとは、オペラの観劇やパーティーに履くために作られたメンズ用のドレスシューズです。

元々はオペラパンプスと呼ばれ、女性のパンプスのような、甲が浅めで履き口が広いデザインをしていました。

現在では、甲が少し深くなり、男性でも違和感なく履けるデザインのものが多くあります。

タキシードや燕尾服に合わせられていた歴史を持つため、非常にシンプルでドレッシーな靴です。スーツに合わせると、上品な雰囲気にまとまります。

ビジネスにスリッポンの革靴を合わせる時の注意点

革靴はオシャレなコーデで履きこなすことよりも、場に合った革靴を選ぶことが大事です。

スリッポンの革靴がスーツにも違和感なく合わせやすいとは言え、履いていく状況や会う人によっては、ふさわしくない場合もあります。

取引先など重要な人と会う場合や、式典などフォーマルな服装が求められる場合は、内羽根や外羽根など紐のついた革靴を選んだほうが良いでしょう。

反対に、スリッポンが合わせやすいのは、オフィスカジュアルのコーデや、クールビズなど、少しドレスダウンしたいときの組み合わせに向いています。

革靴を選ぶときは、履いていく場面やそこで会う人のことを考えるようにすると、その場にふさわしい革靴を選ぶことができますよ。

スーツ×スリッポンの革靴メンズコーデ

ここからは、スリッポンのメンズコーデを紹介していきます。

まずは、スーツスタイルにスリッポンを合わせたコーデをまとめてみました。

 

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ベージュのスーツに、タッセルローファーを合わせたコーデです。

タッセルがアクセントになり、シンプルになりすぎません。

 

 

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グレーのスーツに、黒のコインローファーの組み合わせです。

黒系の靴を選べば、どんな色のスーツにも合わせやすいですね。

 

 

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柄のあるスーツとネクタイに、シンプルなスリッポンを組み合わせています。

足元のシンプルさが、上半身といいバランスになっていますね。

 

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コートを着る季節には、スエードのスリッポンがぴったりです。

シンプルながらも、季節感のあるコーデになりますね。

カジュアル×スリッポンの革靴メンズコーデ

続いて、カジュアルスタイルにスリッポンを合わせたコーデを紹介していきます。

スリッポンの革靴を合わせれば足元がシンプルに決まるので、大人の休日スタイルにぜひ挑戦してみてくださいね。

 

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ジャケパンスタイルとコインローファーの組み合わせです。

スリッポンを合わせることで、カッチリしすぎずリラックス感を出すことができます。

 

 

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シンプルなポロシャツとスラックスにタッセルローファーのコーデです。

スリッポンのリラックス感がありながら、革靴にツヤがあるのでカジュアルになりすぎません。

 

 

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デニムに、シンプルなオペラシューズの組み合わせです。

落ち着いた大人っぽい雰囲気がありますね。

 

 

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セットアップにオペラシューズを組み合わせています。

シンプルなオペラシューズだからこそ、上品さと控えめなバランスで、セットアップを主役にしてくれています。

まとめ

シンプルで着脱が楽な靴、スリッポンについて紹介してきました。

【スリッポンとは】

  • 足を滑り込ませるように履くことができる形状をした靴のこと
  • ローファー、サンダル、スニーカーなど色んな種類がある
  • 紐や留め具など、サイズを調整する機能がないのが特徴
  • 靴の甲やかかとの形状で足に合わせるため、サイズ選びが難しい

【スーツに合わせやすいスリッポン】

コインローファー
ローファー(引用:REGAL)
タッセルローファー
(引用:REGAL
コブラヴァンプ
(引用:REGAL
オペラシューズ
(引用:CARMINA

【ビジネスにスリッポンを合わせるときは】

  • オフィスカジュアル、クールビズなどドレスダウンしたいときにおすすめ
  • 重要な人と会う、式典などに参加するときは、スリッポンよりも紐靴がベスト

というのがポイントでした。

スリッポンの革靴は、シンプルだからこそ、服装を選ばず合わせやすいアイテムです。

カジュアルからスーツスタイルまで、大人の足元をバランス良く引き締めてくれます。

まずは基本の内羽根、外羽根など、使い勝手の良い革靴を揃えてから、ぜひスリッポンの革靴にも挑戦してみてくださいね。

ちなみに、1足目におすすめの革靴は、こちらの記事で紹介しています。

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